導入事例
株式会社MORESCO様
ビデオ会議システムは重要なコミュニケーションインフラとして欠かせない存在
安定性・信頼性を重視したアバイアビデオ会議システムを構築
- 業種
- 製造業
- 製品
- SCOPIA XT5000-720
- 製品
- SCOPIA Elite MCU6105
- 製品
- SCOPIA Management
- 製品
- SCOPIA Desktop
- 規模
- 600名~

お客様のプロフィール
MORESCO様は、神戸市中央区に本社を置く研究開発型の企業です。ハードディスクの表面潤滑剤「モレスコホスファロール」や、自動車のエンジン周辺のベアリングに使用される高温用合成潤滑油「モレスコハイルーブ」、電装部品用グリース「アルキルジフェニルエーテル」、反応型ホットメルト接着剤「モレスコメルトROシリーズ」などの製造・販売を行い、市場でも高い評価を獲得しています。自社の高い技術力を背景に、ユーザニーズに応えたオンリーワン製品を生み出す企業として、世界市場でも多くの顧客から支持を獲得しています。
- 会社名
- 株式会社MORESCO
- 事業内容
- 特殊潤滑油、合成潤滑油、素材、ホットメルト接着剤製造
- 所在地
- 神戸市中央区港島南町5-5-3
- 設立
- 1958年10月
- 従業員数
- 634名(連結)282名(単体)
(2015年2月末日現在) - URL
- http://www.moresco.co.jp/
導入前の課題
- -通信の切断や相手先と接続できないなどのトラブルが発生
- -映像や音声の品質問題
- -「カスケード接続」でテレビ会議中に障害が起きた場合、システム
全体に影響が出てしまう
導入の決め手
- -安定性・信頼性・高品質がそろった障害が少ないシステム
- -多地点接続装置を中心に据えたテレビ会議システム構成
- -VTVジャパンの技術者が直接対応するサポート
- -海外での導入・サポート実績
導入による効果
- -安定して接続できるようになり、社内のシステムに対する信頼性が
大きく向上 - -映像や音の乱れなどもなく、スムーズに会議を行えるようになった
- -場所を問わずにPCから会議に参加でき、務効率が上がった
主な利用方法
- -製品別の開発・販売ミーティング
- -部門同士による打ち合わせ
- -営業会議
- -海外拠点との会議・打ち合わせ
- -創立記念日・年賀式
株式会社MORESCO
情報システム室長 和田 政彦様にお話を伺いました。
導入背景
通信の切断や相手先と接続不具合のトラブル発生をきっかけに、リプレイスを検討

MORESCO様の総務部は、ビデオ会議システムの導入・運用に力を入れています。ビデオ会議システムのような遠隔会議システムを使えば、国内外の営業拠点や研究開発部門との情報共有が密になり、顧客ニーズに沿った製品開発を推進することにもつながると考えたからです。今では、同社の強みを支えるコミュニケーションインフラとして欠かせない存在となっています。
しかし、課題もありました。ビデオ会議システムを運用していくと、通信ネットワークの障害や品質問題など、さまざまなトラブルが発生します。トラブルに対応するには、インターネットや社内ネットワークに関する知識や技術が不可欠です。実際、当時担当の総務部のみでの運用・管理は事実上困難となっていました。
「当社では、創立記念日や年賀式など、年に数回ほどMORESCOのメンバーが一堂に会するイベントがあります。そこで行われる社長のスピーチをビデオ会議システムを使って各拠点に配信しようとしたところ、各拠点との接続がうまくいかず、式典が滞り社長のメッセージも伝えることができませんでした。ビデオ会議システムは、必要な時にスムーズに情報が共有できてこそ、その真価を発揮するはずです。今回のようなトラブルが起きるようでは、導入した意味がありません。そこで、このトラブルをきっかけにリプレイスを検討することになりました」と、情報システム室長の和田政彦氏は当時を振り返ります。
導入の決め手
リプレイスでは信頼性と安定性を重視し、アバイアビデオ会議システムを選択

「ビデオ会議システムをリプレイスするのなら」ということで、ビデオ会議システムの検討・構築・管理・運用担当を、総務部から情報システム室に移管することになりました。情報システム室が選定する際、最も重視したのは「安定性」と「信頼性」の高さです。以前のビデオ会議システムは、通信の切断や、相手先と接続できないというトラブルがたびたび発生していました。「機械なので、障害が起きることは仕方のない部分もあるのですが、できるだけ障害が少ない仕組みを採用したいと考えました」と、和田氏は説明します。
以前のビデオ会議システムは、ビデオ会議システム同士を直接接続していく「カスケード接続」を採用していました。これはシンプルな構成ではありますが、途中の1台で障害が起きてしまうと、接続されているビデオ会議システム全体にその影響が及んでしまうという弱点があります。これを防ぐため、多地点接続装置を使い、安定した多地点接続を実現できるシステムの導入を検討することになりました。
「以前のビデオ会議システムは、映像や音声の品質に課題がありました。雑音や映像の乱れに加え、音質も悪く、利用者にストレスをかけてしまう会議システムでした。この問題についても、今回のリプレイスで解決していこうと考えました」と和田氏。
そこで、高品質なビデオ会議システムを探すべく、いくつかのベンダーに問い合わせました。安定性・信頼性・品質のすべてをクリアする提案があったのは2社で、そのうちの1社がVTVジャパンでした。
「2社からご提案いただきましたが、機能的な部分での差はほとんどありませんでした。大きな違いは、サポートとコストの2点です。VTVジャパンの提案にはビデオ会議システムを使った技術者が直接対応するサポートが含まれていましたし、海外でのサポート実績も豊富でした。当社は、ここ数年で海外拠点とのやりとりが増えており、海外での導入・サポート実績は選定の際の大きなポイントとなりました」(和田氏)
導入による効果
同一のネットワーク環境でも映像・音声の品質が向上

MORESCO様は、VTVジャパンの提案を採用し、アバイア製品でビデオ会議ネットワークを構築されました。ネットワークなどは既存のものをそのまま利用していますが、アバイアが送受信するデータは非常に軽く、品質面で問題になることはありません。
新しいビデオ会議システムの運用を始めてからは、安定して接続できるようになり、システムの信頼性が大きく向上しました。映像や音の乱れなどもなく、スムーズにビデオ会議を行えるようになったと、社内でも好評です。
「システムを変えただけで、驚くほど品質が向上しました。色のにじみもありませんし、資料もはっきりと映し出すことができるようになりました。当社の場合、表計算ソフトの画面を表示することが多いのですが、文字もはっきりと確認でき、音声も非常にクリアです」と和田氏は証言します。
利用シーンと今後の展開
社内会議・打ち合わせに幅広く利用。海外拠点からもビデオ会議参加可能に

1ヶ月の間に行われるビデオ会議システムの利用頻度は、40回程度。製品別の開発・販売ミーティングや、拠点ごとに散在している部門同士による打ち合わせ、営業会議など、幅広く利用しています。
「パソコンがあれば、海外からでも会議に参加できるようになりました。場所を問わず会議に参加できるようになり、業務効率は大きく向上しています。また、これまで集まることが難しかった部門間の会議が活性化しているので、導入効果が高いと考えています」と和田氏。
新しいビデオ会議システムに非常に満足しているMORESCO様。今後は、海外にもビデオ会議システムに接続できる拠点を増やしていく構えです。市場ニーズなどを察知し、必要とされている商品を研究開発するためには、コミュニケーションインフラが欠かせません。新しく構築したビデオ会議システムをコアとし、コミュニケーションインフラを拡張することで、ますますMORESCO様は競争力を増していくでしょう。
システム構成

SCOPIA XT5000-720×12台 | ![]() |
---|---|
SCOPIA Elite MCU6105×1台 | ![]() |
SCOPIA Management/Desktop サーバ×1台 |
![]() |